地域に、多世代に開かれた
“健康インフラ” をつくる。

ABOUT HÄLSANS STIGヘルサンスティグとは
スウェーデンのライフスタイルに学ぶ「健康の道」
総人口の3割近くが65歳以上という超高齢化社会となっている日本において、「ウェルネス」や「ウェルビーイング(Well-being)」、「健康寿命の延伸」を実現することは急務となっています。
そうした中で、当協会が推進したいと考えているのがスウェーデンのライフスタイルとも言える「Hälsans Stig(ヘルサンスティグ)」です。直訳すると「健康の道」という意味で、スウェーデンの街中には当たり前のようにウォーキングやランニングができる道が用意されています。
ヘルサンスティグは、誰もが1日30分以上体を動かすという公衆衛生の目標を達成できることを目的に約150箇所設定されており、日常の中に健康を自然に取り入れる仕掛けとして機能しています。
つまり、街自体に健康になるための仕掛けが備わっており、日常の中に健康が溶け込んでいるのです。ヘルサンスティグは、日本社会が健康的なライフスタイルを実現するために学ぶべき仕組みなのです。
ヘルサンスティグにおける重要な要素
ACTIVITIES活動内容
当協会が支援しているヘルサンスティグな取り組みについてご紹介します。
※あくまで一部の取り組み例となりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ヘルサンスティグコースの認定
全国には、美しい自然や歴史ある町並みを楽しめる散歩道が数多くあります。しかし、そこに物語や背景を添える“解説”がなければ、魅力が十分に伝わりきらないのも現実です。 地域の地形、文化、歴史、自然景観などを調査し、ヘルサンスティグコースを認定し、ヘルサンスティグアンバサダー(建築家・インフルエンサー・自然ガイド・スポーツトレーナー・地域文化人など)がそれぞれの視点で魅力を解説します。 タレントや声優による音声ガイドで、まるで旅番組のように歩ける体験を実現します。
画像出典:[Holger.Ellgaard] [CC BY-SA]
アートウォーキング
人は、旅行やテーマパークに行くと、気づかないうちに何万歩も歩いています。それは“歩くために歩く”のではなく、“楽しい体験をするために自然と歩いている”からです。 そのため、地域の遊歩道や公園、歴史ある通りなどにアート作品やキャラクターを点在させ、そのアートを巡るウォーキングルートを設計します。アートをきっかけに歩く人が増え、結果として健康促進・地域交流・観光振興が同時に実現します。
ランニングステーション設置で
街を有機的につなげる
駅、観光名所、商業施設などの素晴らしい地域資源があるにもかかわらず、それぞれがバラバラに存在している状態のままでは、街の魅力を十分に体験することはできません。「ランニングステーション(ランステ)」は、単なる更衣室ではなく、これらのまちの有機的なハブ(拠点)となり、日常の中で自然と人が集い、さらにはそこから様々な場所に送客する装置となります。街全体の核となり、「健康」「観光」「交流」「経済」をつなぐインフラとなるのです。
ヘルサンスティグのランニング大会
ヘルサンスティグに適したランニング/ウォーキングコースを開発し、ランニング大会を開催します。 通常のランニングイベントの場合、主な対象者は日頃からランニングを行っているファンランナー以上の方々になってしまいます。 ヘルサンスティグのランニング大会では、むしろコミュニティ作りや地域の魅力再発見などを主目的とし、ウォーキング/ランニングは手段としてイベントを設計します。
観光地をランニング/ウォーキングで巡る
ウェルネスツーリズム
地域の観光名所をたどるランニング/ウォーキングコースを設定。ランニング大会ではなく、「ランニングしながら観光する」をテーマに、日本人観光客やインバウンド客向けにウェルネス観光(ウェルネスツーリズム)の一つの形として提供します。
地元の店舗や観光地巡りを目的とした
小規模ランニング/ウォーキングイベント
パンマラニックやかき氷ランなど、走っている途中でカフェ等の店舗や観光名所に立ち寄り、休憩しながら地域の魅力を体験するランニングイベントを企画。 ランニングと飲食・観光を組み合わせた流行りのランニングスタイルのイベントにすることで気軽に参加でき、地元の魅力を再発見、コミュニティ形成に貢献します。
Paths of Well-being活動例
in YAMANASHI CHUO